鍼灸院って、どんなところなんだろう? 近所にあるけど、どうも入りづらい、中の様子がわからないし、料金もわからないし……。
こんな風に思ってる方が多いのではないでしょうか?
通りに面した“鍼灸整骨院”や“美容鍼灸専門“などの院は、さほど敷居が高くありませんが、鍼灸のみでやってる鍼灸院は、なかなか入りづらいものです。自宅の一部を治療院にしていたり、地味な看板があるだけだったりすると、ますます入りづらいかと思います。
鍼灸院の設備や、使用する道具などについてざっくり解説します。(【鍼灸 IMADE】で使用しているものが中心となります)
使用する鍼はすべて使い捨て
鍼はもちろん、使い捨て、単回使用のものです。あたりまえのようですが、意外に知られていないようです。
たまに、銀製や金製の鍼を使う院がありますが、その場合は”その患者さん専用”として保管し、他者と使い回すことはありません。
(鍼灸 IMADEは、ステンレスのディスポ鍼(使い捨て)を使用しています)
シャーレ(鍼皿)なども使い捨て、もしくは高圧滅菌する
施術中に鍼を置くシャーレ。これも使い捨てのものがあります。
鍼灸 IMADEでは、ステンレス製のシャーレを使用しています。これは使い捨てではないので、使用後は洗浄して、高圧滅菌器にかけます。
滅菌後のシャーレは、紫外線殺菌庫で保管しています。
こういった滅菌・消毒の設備や備品は、保健所に開院届けを出す際に必要なので、標準装備と思っていいでしょう。

お灸にはいろいろなタイプがある
お灸にはいろいろなものがあります。
鍼灸 IMADE で使うお灸は主に無痕灸。知熱灸、台座灸、棒灸を使っています。
有痕灸 (体に痕が残るお灸)
- 透熱灸
- 皮膚の上に直接モグサをひねったものを立てて、線香で火をつけ、もぐさを焼き切る。
焼灼灸- 魚の目やたこなどの、角質化した部位に据えるお灸。角質化した部位を焼き切るような感じです。
打膿灸- 大豆大から指頭大の灸を焼ききり、その部位に膏薬を塗って化膿させるもの。
今では、やっているところはほとんどないかと思います。
無痕灸 (痕が残らないお灸)
- 知熱灸
- 米粒大や半米粒大を8分で消す八分灸や大き目の艾炷をつくり熱を感じると取る方法がある。
もぐさをちねってのお灸は、ほとんどこれでやっています。
- 台座灸
- 既製の台座または筒状の空間を作り台座とする隔物灸の一種。せんねん灸やカマヤ灸、長生灸(レギュラー、ライト)、つぼ灸などの商品名で市販されてものもこれに含まれる。
棒灸- 棒状の灸をそのまま近づけたり、専用の器具を使って近づけます。

開封した状態で、手に持っています。後ろの、茶色のホルダーに差し込まれているのが、使う時の状態。
- 隔物灸艾の下に物を置いて伝導熱を伝える灸。下に置くものとしてはしょうがやにんにく、ビワの葉、ニラ味噌、塩など。
- 灸頭鍼
- 皮膚に鍼を刺鍼してその鍼柄に丸めた灸をつけて火をつける。
- 薬物灸
- もぐさは使用せず、体の上に薬品を塗って皮膚に熱を伝える灸。紅灸、漆灸、水灸、油灸、硫黄灸などがある。
その他の設備
施術料がわかりにくいワケ
「60分2900円」「お試し10分500円」……リラクゼーションのお店などは、必ずといっていいほど、大きく料金表示をした看板が出ています。お店の外からでも、施術料金がわかる工夫がされていますよね。
鍼灸院にはそれがありません。
理由は、法律で禁止されているからです。
外の、不特定多数の目に触れる場所には、料金表示ができないのです。
ガラス戸越しに、のぞけば見える位置(院内)に料金表を貼るのはセーフですが、外側には貼れません。
また、ポスティングするチラシなどにも記載できません。
そういう理由から、施術料金がわかりにくくなっているのです。
自費治療の場合は、院によって施術料がまちまちです。
うちはお灸や遠赤外線温熱などを使っても、すべて込みの施術料に設定していますが、これらをオプションとしているところもあります。時間単位の施術料設定だったり、使う鍼の本数で施術料が変わるところもあるらしいので、事前に確認するのがいいですね。


