EDの治療にはいくつかの選択肢があります。
もっとも優先すべきは、病院できちんと診てもらうことでしょう。
EDの原因はさまざまですが、糖尿病や動脈硬化など生活習慣病の前段階であったり、疲労やストレスなどが内分泌系に影響しておこることもあります。
また、重大な病気が隠れているかもしれません。
まず、きちんと診てもらうことが大事です。
そして、もしなんらかの病気がみつかったなら、きちんと治療する。
それだけでもEDが改善するかもしれません。
過去のセックスの失敗がトラウマになっている場合のEDは、治療薬の服用が効果的です。
「ちゃんとできた」という事実を重ねることで、トラウマから脱却できることが多いからです。
治療薬はきちんと病院で処方してもらうのが一番です。
鍼灸でED治療という選択肢
では、どういった場合に、鍼灸治療を選択すればいいのでしょう?
・薬を服用し続けることに抵抗がある。
・セックス後の疲労感がひどい(心地よい疲労ではない)。
・性欲自体があまりない。
こういった場合に、鍼灸治療を考えてみるのがいいと思います。
薬を服用し続けることに抵抗があるのは、自然な形で勃起・性交をしたいからでしょう。
セックス後にひどく疲れてしまうのは、体全体の調子が落ちているからと思われます。
性欲自体がないのは、体全体の調子が落ち、心まで疲れてしまっているのかもしれません。
鍼灸治療は、体全体を調えていきます。
人間の体を、胃や腸や膀胱、筋肉や骨、肩や腰といったパーツでとらえません。全体がつながったものとして、丸ごととらえます。
そして、心と体も密接に関わったものとして見ます。
体の調子が上がれば、心のあり方も変わってきます。ぐっすり眠ってすっきり目覚めた時には、朝の散歩でもしようかと思えるけれど、眠っても疲れがとれてないような時は、動く気にもなかなかなれません。
体の調子を良くすることで、気分や気持ちも上を向くようになります。
EDをきっかけに、自分の健康に関心を持ち、いつまでも元気な体でありたいと思い始めたなら、鍼灸治療を試みてはいかがでしょうか。

具体的になにをするのか?
「ED治療って、局部に鍼を刺されるのでは?」
そう思う方が多いかと思います。
局部にはしませんから、ご安心ください(笑)
(へそ下や仙骨付近への施術はあります)
鍼灸治療は、体全体を調えるものです。
「勃起させる」のではなく、「勃起のできる体にしてゆく」治療です。
なので、ED治療においても「全身の氣血の巡りを良くする」治療が中心となります。
施術の基本の流れは こちら で解説しています。
基本の施術をしながら、おひとりおひとり、その日その時の調子をみながら、選穴(ツボを選ぶこと)、刺鍼。
刺激量もその時々の状態で加減していきます。
このような治療には、即効性はありません。
鍼灸治療をしたその日からビンビン! なんてことは、あまりないと思います。
けれど、治療を継続することで、ED以外の症状ーー眠れない、凝りがひどい、腰痛、胃腸の調子が悪い、冷えやむくみ、頭痛、眼精疲労などの症状も改善されていきます。
体全体の調子が上がっていくわけです。
また、ED治療では、運動や食事など、ご自身で見直さないといけないものもあります。
パートナーとの関係性や、心のありようもEDには深く関わっています。
生活面、心理面に関しての相談やアドバイスを、施術しながら、あるいは施術後にさせていただいてます。
きめ細かなサポートは、1対1で、じっくり時間をかける施術だから、できることです。
どのような治療を選ぶかは、なにを求めているかで違ってきます。
即効性を求めるのなら、薬の服用が一番。
EDをきっかけに、体全体を調えたい、健康増進したいという気持ちになったなら、鍼灸治療を選択肢に入れてみるのもいいと思います。

