でかい・硬い・長時間持続する。
がちがち・ぎんぎんなのを奥まで突っ込み、がんがん突き上げる。
体位を変え、あの手この手で攻めまくる。
こんなセックスがいいと思っていませんか?
そういうセックスが女性を喜ばせると、思い込んでいませんか?
三種の神器?
「俺はでかい」とか「あいつのはでかい」とか、シモネタがらみの話では必ずといっていいほど、出てくる言葉です。もしくは「でかさより硬さやで」とか、時には「何時間でも頑張れる」なんて言う人も。
大きさ・硬さ・持続力。まるで三種の神器のよう。
まあ一種の与太話ですから、どこまで本気で言っているのかは定かではありませんが、大きさ・硬さ・持続力をまったく気にしていない男性はいないでしょう。
でも、女性は案外、それほどこだわっていません。
はっきり言って、大きすぎたり長時間突かれるのは苦痛、という女性も多いです。
もちろん女性にもいろいろな人がいます。好みもいろいろ。
そして日によって、体調によって、感じ方も求めるものも違います。
大きさや硬さ、持続力は、女性にとってはさほど重要でないことが多いのです。
挿入だけがセックスではない
最近では、女性がセックスについて発言・発信することが増えました。女性の望むセックスというのを男性が知る機会が、一昔前より増えていると思います。
けれど未だにAVばりのセックスをしようとする男性もいるようです。
冒頭に書いたような、ぎんぎん・がちがち・がんがん、ってやつです。
女性がじゅうぶんに潤っていなくても、突いていれば濡れてくるものと思っていたり、不自然な体位をとろうとしたり。
もちろん、そんなセックスが好きな女性もいるかもしれません。そんなセックスがいいと思える気分の時もあるかもしれません。
でも、私の知る限り、常にハードなセックスを求める女性は少ないように思います。挿入から射精までの時間が長いと、苦痛になってくるという意見も多く聞きます。
前戯もそこそこに挿入し、腰を動かし射精して終わり、みたいな、自分勝手なセックスはもちろん好かれません。このあたりは今や男性にとっても常識になってるのか、前戯に時間をかけたり、女性がいくまで自分はいかない、と言う男性も増えてきました。それ自体は悪いことではないのですが、「どこかで見聞きしてきたとおりにやってる?」「技巧を凝らしすぎじゃない?」と女性が醒めてしまう場合もあります。早く終わってほしくていったふりをすると言う女性は、多くいます。
どないしたらええねん!
そう叫びたくなっちゃいますよね(笑)
マニュアルなんてない
残念ながら、その叫びに対する答えは、たぶん、ありません。
セックスは、コミュニケーションのひとつだからです。
会話術をいくら勉強しても、それだけでは会話がうまくいくわけではありません。
営業トークを学んでも、営業成績が上がるわけではありません。
逆に、マニュアルトークは嫌われることも多々あります。
マニュアルトークが嫌われるのは、「きちんと相手を見ていない」と思われるからです。気持ちが入っていないと思われるからです。
それと同じで、「こうすれば女性は喜ぶ」なんていう答えはないわけです。
また、前回はこうしたら喜んでくれたからと、同じことをしても、同じように反応してくれないこともあります。
日により、体調により、反応が変わるからです。
その時々の体調や気分で、感性が違うのは男性も同じではないでしょうか。
そして、そもそも女性には自発的な性反応がありません。
月経周期の、排卵期にはあるようですが、そうでない時には、会話やボディタッチなどの“誘われてる”要因があって性反応が刺激され、欲求が高まります。
そうして高まった状態でのセックスで満足を得て、親密さを増すという仕組みになっています。
なので、ふだんの関係も、より良いセックスのためには大事になってきます。
どうされたいのか、どうしたいのか。それらを自然に素直に口に出せる関係があれば、お互いの反応を確かめ合いながら、楽しめる。
けれど、経験が少ない女性だと、自分がどうされたいのかを知らないことも多くあります。
「こういう風に反応するべきものなんだ」という思い込みが、女性にある場合もあって、楽しさや親密さを増すコミュニケーションであるセックスを、義務的な感覚にとらえてしまっていたりもします。
どんなセックスがいいのかは、お互いにコミュニケーションをとりながら、みつけていくしかありません。
面倒に感じますか?(笑)
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“淡泊”に対して思うこと
私の勝手な意見ですが、「性的に淡泊」という人は、どこかコミュニケーションに煩わしさを感じているのではないかと思えてなりません。
「もめ事がおきるぐらいなら、黙っていよう」「自己主張して叩かれるより、無難なことをしていよう」「踏み込んだ関係より、表面的なつきあいの方がケンカにならなくていい」
そんな一歩退いた印象を受けます。
そして、その背景には、生物的なエネルギーの不足を感じます。
腹が据わっていないとか、覇気がないとか言いますが、これは単なる精神論ではなく、下腹部や深層の筋肉、体幹の筋肉が弱く、氣の巡りも悪い状態だと私は見ています。
心の状態(考え方も含めて)が体に現れるという見方は、心と体を別のものとしてとらえない東洋医学のものの見方です。
そういった面から、性的に淡泊な人はED予備軍の可能性が高いように思えます。
鍼灸で下腹部や深層の筋肉、体幹の筋肉を鍛えることはできませんが、こわばった筋肉を緩め血行を良くすることはできます。
体幹の筋肉、回旋筋や半棘筋などは、体を正しく保持するのに必要です。
これらが弱いと、起立筋などの表層筋に余分な負荷がかかります。軸を支える筋が弱いため、外側の筋で軸が倒れないように踏んばるわけです。この余分な負荷が、腰痛などの原因のひとつと考えられます。
負荷がかかったためにこわばった筋肉に囲まれていては、体幹も柔軟性を欠いてしまいます。
体幹を強くするには、まず、起立筋などのこわばりを緩め、柔軟にしてやりましょう。
併せて、腹式呼吸やスクワットなど、無理のない運動で力を強くしてやる。
そうして体幹がしっかりしてくると、生物的なエネルギーも増してきます。
鍼灸は、こわばった体を緩め氣血の巡りを良くします。
そしてセルフケアでEDを改善・予防していく。
これが「鍼灸でED治療」の基本です。

