若い世代にEDが増えている

2015年12月03日

    少し前までは、EDは中高年の悩みでした。
    ところが最近は、若い世代にEDが増えているようなのです。
    30代、40代、あるいは20代後半で、満足のいく性行為ができないと悩む男性が増えています。

    加齢に伴うEDは、ある意味、自然なことだといえます。
    いつまでも現役でありたいという男心はあるにしても、年とともに体の機能が衰えていくのは、仕方のないことだからです。

    けれど、若い世代のEDは、自然な状態とはいえません。
    挿入できる硬さにならない、中折れする、射精できない……。
    これらはつまり、年齢は若者でも体は老人、ということです。
    若い世代のEDは、高齢者のEDと違い、深刻な面が多々あります。

    座るビジネスマン

    若年性EDが、なぜ問題なのか

    若い世代のEDが深刻な理由はいくつかあります。
    「健康状態に問題がある」
    「結婚や子作りの障壁となる」
    「コンプレックスが生活の質を低下させる」
    などです。

    若くしてEDというのは、健康上、なにか問題があるといえます。
    若い世代のEDは、ほとんどが心因性と思われますが、心因性だからといって、健康に問題がないわけではありません。
    ストレスやトラウマが体の状態に反映されるということは、それだけ体がギリギリの状態であるからです。
    健康上、なにも問題がなければ、体は少々のストレスではへこたれません。
    体が耐えきれないほどの過度のストレスがあったり、運動不足や不摂生で体の機能が衰えている。
    今はまだ「病気」という形で現れていないにしても、このままでは鬱状態や生活習慣病になりかねない。
    若い世代のEDは、そんな健康状態であるかもしれないのです。

    また、30代ぐらいだと、まだ独身であったり、子どもがいなかったりすることも多い世代。
    EDはセックスレスにつながりますから、結婚や子供を持つことが困難になってしまいます。
    一生独身でも、子供がいなくても、自分で選択してのことなら、まったくかまわないと思います。けれど、EDが理由でそれらから遠ざかる、諦めるというのは少し話が違います。

    セックスに自信が持てないから、女性に対して積極的になれない。

    彼女ができない、結婚できない。

    あるいは、結婚してもセックスレス。

    子供ができない。

    これらは、はたして自分が本当に望んでの状態でしょうか?
    結婚は望まなくても、女性と楽しみたい。
    子供はいらないけど、性生活は充実させたい。
    そう思う気持ちがあるとしたら、EDであることは楽しみを奪うことになりますし、コンプレックスの元にもなってしまいます。
    そして、そのコンプレックスは、性の場面以外でも、仕事や対人関係などにも影響する可能性があります。

    男の自信は下半身に直結?

    20代~50代の男性の話をうかがっていると、ほとんどの方が「あっちの元気が気持ちに影響する」と仰います。
    50代後半の男性だと、「体は衰えてきてるのはわかる。けど、あっちが元気だと、俺もまだまだいける! と思える」と言い、20代後半の男性は、「思ったより元気にならなかったら、何日間かめちゃへこむ」と言います。
    疲れていたり、飲み過ぎていたりしてセックスがうまくいかなかったりすると(途中で萎えるなど)、傍で見ていてもわかるほど、落ち込んだりします。
    「今日は飲み過ぎたから」と気にしてない風を装っていても、「なんでやろ……」と独り言を繰り返したりするのは、かなり気にしているからでしょう。
    一度うまくいかないと、次もダメなんじゃないかと不安になり、万全の体調でなければ女性を誘えないような気持ちになると言います。
    一度の失敗でも、精神的に受けるダメージは大きいようで、それが何度もとなると、セックスに対して消極的になってしまうのも無理はありません。
    そして、下半身の元気がない自分を「男としてもうダメなんじゃないか」とまで思ってしまうようです。

    コンプレックスは、無意識のうちに行動を消極的にしてしまいます。
    「気の持ちよう」とよく言いますが、それは内分泌系に深く関わるからでもあります。
    内分泌系、いわゆる「ホルモン」です。
    男性ホルモンであるテストステロンは、集中力や判断力、自信などに影響すると言われています。ことがうまくいった時(成功体験)、テストステロン値は上昇します。
    それが集中力や判断力を高め、さらによい結果につながる好循環を生む。
    「気の持ちよう」は決して精神論だけではないのです。

    EDで自信喪失 → 男性ホルモンの低下 → ますます自信喪失

    こういった悪循環に陥ると、男性機能だけでなく、全身に影響が出てきます。ホルモンは体や精神状態に働きかけます。また、精神状態がホルモンの産生や分泌に影響します。
    コンプレックスや強いストレスは、心の問題だけにとどまらず、体調を崩す原因にもなるのです。


    20代や30代は、「まだまだ これから」な時期です。
    体力や体の機能も、衰えきってはいないはず。
    仕事や社会で飛躍・活躍するためにも、自信は大切。
    体全体の調子を上げて、積極的な気持ちになってほしいですね。